結婚相談所の担当者はプロの仲人
私は仲人を甘く見ていました。
「これは素直に打ち明けるしかないな」と思いましたね。
私が婚活を始めたのは、23歳の後輩に婚活されたら太刀打ちできないと焦ったからです。どんな結婚生活がしたいのかというビジョンはありませんでした。 私を分かってくれる方と出会えれば、どうにでもなると今の今まで思っていました。
自ら行動して結婚相手を探しているようでしたが、真剣に結婚したいとは思っていませんでした。
これでは、勘のいい男性には見抜かれてしまいますよね?
仲人には「それが分かっただけでも進歩よ!今まで出会った男性にそう思える人はいなかった?漠然とでもいいから思い描いている結婚生活はない?」と問われました。私はしばらく考えて、例の彼のことをお話ししました。
アウトドア合コンで知り合った人達とは今でも交流があり、その中の男性が私のことを気に入ってくれたことや、今では昔からの友達のように連絡を取っていることを話しました。 それから、結婚するとしたらなんでも2人で話し合っていける夫婦になりたいということも話しました。
真剣に話を聞いてくれた仲人は、ぼんやりでもいいから未来を思い描かないと結婚には結び付かないのだと教えてくれました。前の会員でお見合いを成婚に導いたことがある男性は、私のように「誰でもいいから結婚したい」という気持ちで婚活をしていたそうです。
他の方は「美人がいい」「料理上手な人がいい」というような希望を持っているのに、その方はいつまで経っても希望らしいものがなかったようです。申し込まれたお見合いは全て受けたものの、全滅で落ち込んでいたところを叱咤激励しました。
そこで私のようにじっくり話し合ったところ、実は心の奥底に思い描いているものがあったそうです。それから希望に合った方を紹介したところ、トントン拍子に結婚が決まったというのです。
私はもう一度心の整理をすることにしました。
結婚したい相手はどういう相手なのか、どういう結婚を理想としているのか。
自分で紙に書き出してみました。すると、一つの答えが導き出されました。仲人はやはり結婚のプロなのですね!私はハッとさせられました。
箇条書きにしたその紙には、具体的な理想の男性像が書かれていました。